まだ若いのに、まさか自分に白髪が生えるなんて……ある程度の年齢であれば驚きは大きくないかもしれませんが、今よりも白髪が増えるんじゃないかと思うと不安になりますよね。
白髪の原因は、生まれ持った体質の他に、主にストレス・栄養不足・何らかの病気などが考えられると言われています。
今回は白髪に悩む方のために、白髪が生える原因と、その対策についてご紹介します。
白髪の原因
実は、白髪の原因ははっきりとはわかっていません。
白髪が生える仕組み。髪は、頭皮の中にある「毛球部」というところで作られます。その段階では、まだ髪に色はついていません。
何らかの原因により、髪に黒色の色素が定着せずに生えてしまうのが、白髪の正体です。あなたの白髪の原因は何なのか、確認しましょう。
突然白髪が増え、何かストレスに思い当たるという方は、ストレスが原因の若白髪かもしれません。その場合のストレスとしては、環境の変化や、受験、日常生活などが多いようです。部分的に増える場合もあります。
ストレスが原因で頭皮の血行が悪くなり、髪の毛に栄養がいかず細くなったり、色素がつかずに生えやすくなります。ストレスは白髪の原因のひとつとされています。
栄養不足
わたしたちは日常生活の中で食事をとります。1日に三食食べる方もいれば二食、又は一食の方もいます。
栄養が不足していると白髪の原因にもなりやすいのです。
対策
対策としては食事の際に油物のとりすぎや血行の悪くなるものを控えることをオススメします。
タンパク質
動物性と植物性どちらもオススメです!
お肉やお豆腐です!
ミネラル
ココア、アーモンド、カシューナッツ、カボチャの種、クルミ、ピスタチオ、アンコウの肝、牡蠣(かき)、サクラエビ、牛レバー など
ビタミンE
いくら、アーモンド、ヘーゼルナッツなど
ビオチン
あさり、ししゃも、かつおぶし、バターピーナッツ、卵黄、青のり など
上記の食材がオススメですが、髪の毛に良いからといって栄養バランスが偏ると身体に負担がかかってしまうので注意が必要です。
睡眠
睡眠はすこやかな髪の成長を支える、成長ホルモンが活発になると言われます。このとき、髪を黒くするメラニンの生成も行われるとされます。
成長ホルモンは、特に深い眠りになったときに活発になると言われているので、質のよい睡眠を取るように入眠前の行動を意識しましょう。
また、質の良い睡眠をとるには肌触りの良いパジャマや寝具にも気を使ってあげるのが良いでしょう。
運動
軽く体を動かすことで、全身の血行をよくし、頭皮にも栄養を行き届きやすくしましょう。
ウォーキングや、ヨガなど、無理せず取り入れやすいものから行うようにしてみてください。
規則正しく、適度に身体を動かし、バランスよく栄養を摂ることが、若白髪の対策につながります。シンプルですが大切なことです。
ストレスをためすぎない
ストレスは血行をわるくしてしまいます。継続的になってくると、さらなる白髪への影響が考えられるため、可能なかぎり早めに対応することが大切です。
白髪を気にしてしまうことで起こるストレスにより、さらに白髪が増えることも考えられるので、気分転換をするなど、ストレスをためないように心掛けましょう。
白髪は抜いてもいいの?!
白髪を見つけてしまうと、つい抜いてしまいたくなるという方も多いと思います。
しかし、ちまたでは昔から「白髪は抜くと増える」という噂がささやかれています。一方で、それは嘘だという説を耳にしたことのある人もいるかもしれません。
果たして、白髪を抜くのは本当にNGなのでしょうか。それともどんどん抜いても大丈夫なのでしょうか。
結論からいうと、白髪は抜いても増えることはありませんし、減ることもありません。これは、白髪の生えるメカニズムが関係しています。
白髪というのは、メラニン色素をつくる働きが衰えることで発生するものです。色素が供給されなくなれば髪の毛に色がつかないため、自然と白いまま生えてくるということになります。
なので、白髪を抜いたからといって増えることはありません!
白髪は抜かない方がいい?
しかし、抜いても問題がないのかというと、そうではありません。
ムダ毛を引き抜くのがトラブルの元となるのと同様に、無理に白髪を抜くと、毛穴周辺の皮膚や毛細血管に傷がつき、毛嚢炎など、頭皮の炎症を起こす場合があります。
また、毛母細胞が繰り返しダメージを受けると、髪の毛そのものが生えてこなくなってしまうこともありますので、注意が必要です。
白髪を見つけたら、抜くのではなく、根元からカットするか、白髪染めなどで対応するようにしましょう。