人間の身体には、約800個のリンパ節が存在していますが、そもそもリンパ節とはなんでしょう?
リンパ節とは?
リンパ液が流れているリンパ管の通り道には、リンパ管が特に密集している中継地点となる箇所がありますが、それがリンパ節です。
老廃物はリンパ管に取り込まれ、リンパ液によって運ばれます。
リンパ液はリンパ節をとおり、最後に鎖骨下静脈と、合流する、鎖骨リンパ節に運ばれて、静脈角に辿り着き体外に排出されます。
リンパマッサージの効果を高める為に
リンパマッサージをより効果的に行う簡単なポイントがあります。
とても簡単なことなのでぜひ実践してみて下さい。
1、リンパマッサージの前にコップいっぱいの水を飲む
リンパマッサージの前にコップいっぱいの水を飲むことによって、リンパ液の濃度が薄まるため、リンパ液が流れやすくなります。
その結果、リンパマッサージの効果がよりアップします。
2、リラックスした状態で行う
リラックスした状態で、ストレスから解放されれば、リンパ管が緩み体液の流れがスムーズになります。その結果リンパマッサージの効果がよりアップします。好きなアロマやヒーリングミュージックを流すなど、リラックスした環境を作ってマッサージを行ってください。
3、入浴後が最適
入浴後は体が温まっていて、血行も良くなっており、リンパマッサージを行うには最適の時です。
4.運動
運動して筋肉を動かすことで、リンパの流れは改善されます。
トランポリンで数回軽く飛ぶだけでも効果があります。
5.リンパマッサージ後にハーブティーを飲む
せっかくリンパマッサージで滞ったリンパ液を流したのなら、早く排泄した方が良いので、それを促すために利尿効果のあるハーブティーを飲むことをお勧めします。
またハーブティーでなくてもカフェインやビタミンCには、利尿効果があるので緑茶コーヒーでもokです。
リンパマッサージの大事なポイント
リンパマッサージを行う上でもっとも大切な基本は次の3つです。
①手順 ②方向 ③圧
手順
リンパの最終出口である鎖骨から始めてください。
最終出口をスッキリさせておいてから、徐々に遠くのリンパ節から順番に行ってください。
鎖骨⇨顔⇨脇⇨腕⇨そけい部⇨脚
リンパの最終出口は、鎖骨の下のリンパ節です。体中のほとんどのリンパ(右腕以外)は、左鎖骨の下で静脈に合流し排泄されると言われています。
体中のリンパが集まると言う事はとてもつまりやすいと言うことです。
リンパマッサージを行う際には、最初にこの鎖骨にあるリンパ節をほぐすように流しておきます。
顔へのマッサージ、足へのマッサージ、お腹へのマッサージ、どの部分をするのにも最初に鎖骨下をマッサージして下さい。
リンパ管は最終的には、鎖骨のリンパ節で静脈に合流します。でもそこにたどり着くには様々なリンパ節を経由します。例えばふくらはぎあたりであれば膝の裏のリンパ節、次にそけい部など。
体の各部にある主要なリンパ節に向かってリンパを流してください。
圧
皮膚のみに圧や刺激が伝わる位の優しい圧力をかけてください。
リンパ管は皮膚の表面に分布しています。皮膚の表面への圧力で十分です。よくぐいぐいと押すようなマッサージでリンパマッサージと言っている事もありますが、それは皮膚表面に行うリンパマッサージとは異なります。温泉に入ったとき自然と肩から腕を撫でたりする動作をすることが、ありますが、そんな感じのソフトな圧力が最適と言われています。
最適な圧をかけるにはジェルやオイルを使うとより便利ですよ。
肩凝り解消マッサージ
1、耳の下から鎖骨まで、左右の手で交互に優しか10回ずつさすります。
2、耳の後ろから、鎖骨まで、左右の手で優しく、交互に10回ずつさすります。
3、肩の先端から鎖骨の中央に向かって鎖骨の上側と下側を左右の手でかわりばんこに10回ずつさすります。
反対側も同様に行います。
4、手首から脇の下まで、腕の内側と外側を5回ずつさすります。
両腕行います。
まとめ
リンパマッサージは、力もそんなにいらないし、道具もまったくいらないので、簡単です。3分程で肩凝りも解消されますよ♡
是非、お家でやってみて下さい。